“業界新聞”担当コラム手もとに届きました。
第21回; 職人技のその先に3Dプリンタという選択。
(以下本文↓)
10年後には消える職業として既にランクアップされているネイリスト。
国家資格では無い為、独立しやすく年々サロンも増え続けている現状から、競争の厳しい職種といえそうです。
いずれAIに取って代わるとの危機感もあり、自店の特徴をデジタル技術と掛け合わせることで新たな展開を見出そうと
ネイルサロン”MANAWA;マナワ”のオーナー山田さんが私の所へ訪れたのが今年の夏。
●デジタルジュエリー®協会が主催するビジネス実践型のスクール
デジタルジュエリー®スクールの受講にあたり、どのようなスキルが習得でき、何が出来るのか?また、今後ネイルサロンとしての展望がどう広がるのか?
様々な「デジタルものづくり」の事例をお話し、出来る限り負担が少なくスタートしたいという事で経営力向上分野の助成金を活用することでご相談が進んでいきました。
ネイリストとして20年以上のスキルは、カラーリングやパターン、ジェルを塗り重ね立体を作り上げていく筆さばきに職人技がうかがえるものですが、
1対1の接客は施術時間の短縮が課題となり、手作業で文字の立体パーツや独自キャラクターを作成するには
手で出来ることも限界があるので、それを3Dプリンター導入して解決したい、と。
細かいデザインはジュエリーと共通点が多く相性のいいビジネスモデルだと思います。
そして、9月にはデジタルジュエリー®スクールの受講を終え、12月3日に”3Dプリンタがあるネイルサロン”として改装オープンを果たしました。
今後は、ジュエリーCADのスキルをさらに活かしウェディング用ウェルカムボードなどのグッズを3Dプリンタで作成しブライダル部門へも進出です。
「手作業の良さにデジタル技術を掛け合わせ多様なオーダーに対応できるサロンを作り上げていきたい」と夢を膨らませながら抱負を語っておられました。