第29回コラム;デジタルベースのジュエリービジネス。

「Digital Japan」…ICTビジネスにかけては他の追随を許さないSoftBankグループが強力に推し進めているデジタル革命戦略。

世界のベンチャー企業約4500社が総額9兆円もの投資をしている中、S社単独で10兆円規模の投資というから驚きです。

来たるIoT,AI,5Gを軸に人々の生活大革新を指揮し、未来を明るく、夢を現実にし、とてつもなく便利で住みやすい世の中を

創造してくれるのも時間の問題です。

そうなると、我々もジュエリービジネスに恩恵を享受しながらシナジー効果を考えたいものです。

今や、個人でも3Dプリンタを所有し自由自在に扱える時代、この時代に使わないってどうでしょうか。

イメージが沸けば誰にも頼らずパソコンで立体デザイン。
ストレスフリーで自己完結するモデリングは恐ろしく経費を削減しスピードアップを図ることに繋がります。
原型依頼すると一型2万円以上はするものの、簡単なものでは1週間程、複雑なデザインともなれば一ヶ月ないし二ヶ月はかかってしまいます。

今日明日のお話ではなく修正が入ればさらに納期も延びてきます。

ショップのオリジナル性を存分に発揮するジュエリーメイキングは、他社との依存度を低くし自由自在に進められるかどうかがこれからのキーワード。

導入しやすくなった30万円程の3Dプリンタでもリング一本約60分、100円ほどで十分使える精度のものとなりました。

デジタルベースのジュエリービジネスは、これまでに出来なかったことがより身近に解決していくことでしょう。

ユーザー側がスマホを介し、いとも簡単にデジタルシフトしているなか、それを率先し提案する側の業界人は

まだ戸惑っている状況ですがそうも言っていられなくなる日も近いです。

とても残念なのが老舗で頑張っていたジュエリーショップが「閉店セール」へと追い込まれ、
事業継承問題では2代目、3代目も先の希望を持てずやむなく転職しています。

第四次産業革命の真っただ中、未だかつて経験したことない局面の速さに、先代もアドバイスできずにいるのでしょう。

 

「販売全盛時代」には良いジュエリーショップでも「オーダー・リフォーム新時代」においては同じとは限りません。

自分自身に投資し勉強しないと変わることはありません。

デジタルジュエリー®協会ではプロ講座を受講しデジタルを自由に使えるニュータイプのジュエラーが続々生まれてきています。
世の仕組みはデジタルを土台として開発されている事を理解すれば

新しい時代を切り開く要素は このデジタルを親しむことに大きくかかわっています。

デジタルジュエリー®協会●https://digitaljewelry.jp

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(※業界新聞社;香川県坂出市駒止町2丁目5番43号/TEL・Fax;0877-46-5384/編集発行人;長谷川 修一)

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