第34回業界新聞コラム;テレワーク。

これまでの考え方ややり方では次第に立ち行かなくなってきます。

「新型コロナウイルス」の影響は、人々が集まる商業施設やイベント・展示会などもことごとく閉鎖並びに自粛要請で、

企業では従業員が出社するにも感染が伴う想定外の事態、学校関係においては休校でネット卒業式なるものも広がっています。

それに伴ってか、世界的な情勢不安が引き起こり、オリンピックムードも暗雲が垂れ込めはじめています。

これはあくまでもきっかけでしかなく、こういう異様な事態に備えた対応が今後も迫られてくるのは必至です。

しかし、不安をあおり萎縮することは本末転倒、これまでコラムで紹介してきた事例は新たな展開のカードとしてヒントを提示してきました。

デジタルシフトは人々の生活に浸透し便利で豊かな世の中を実現、さらには非常事態をも乗り切る必要な過程になりそうです。

 

 

テレワーク

一つの場所へ集まらないと仕事が始まらない、また、出勤さえも危険にさらされるのであれば、

テレワークがもたらす場所の制限から解放される働き方が注目を浴びています。※「tele = 離れた場所」、「work = 働く」の造語。

店舗イベントや年度末の展示会を企画していたところは、軒並み中止に見舞われ3月、4月さらには数ヶ月は売り上げも見込めない状況でしょうか。

今の状況が収束しない事も視野にデジタルシフトで手を打つべきです。

PCやスマホですぐに始められるテレワークは、顧客が外出しにくい、またこちらから出向けない状況において

自宅にいながら店舗の接客が受けられるコミュニケーションツールとなり、今後標準的に広がるでしょう。

ショップで利用できることをいち早くアピールするのも顧客優先のビジネス展開で攻めの一手です。

デジタルジュエリー®協会のメンバーは、店頭でジュエリーCADを使い、3Dプリンタで出力し形状確認します。

その間、360度全方向のデザイン画やリアルタイムレンダリングで既に仕上がったかのような完成画を提示しながら

バーチャル試着アプリで装着イメージも膨らませていきます。

さらにこれらは、デジタルデータなのでインターネットを介しテレワークでお客様との商談も進められ

今後、5G,VR,ARが進んでいくとさらに顧客にとって利便性が増してきます。

いずれすべての業種がITの会社となりインターネットをベースに成り立っていくことは必然で、未だ昭和のビジネススタイルに浸かっているとついには抜け出せなくなります。

皮肉なことで端を発した変化のチャンスをものにするかどうかは経営トップの判断次第です。

 

何はともあれ、「新型コロナウイルス」に感染された方や闘病中の方々には一刻も早く回復され、現状の終息を祈るばかりです。

 

by デジタルジュエリー®



“業界新聞”

(※業界新聞社;香川県坂出市駒止町2丁目5番43号/TEL・Fax;0877-46-5384/編集発行人;長谷川 修一)

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