“業界新聞”担当コラム手もとに届きました。
第20回;様々な業種がテクノロジーと結びつき進化していく。
(以下本文↓)
先月開かれたトヨタとソフトバンクの提携発表には驚きと共に心躍らされるものがありました。
豊田章男社長は「自動車からモビリティへと変化する中で必要不可欠となるのがAI技術。その方向の扉を開くと常に先頭に座っていたのが孫氏だった」
と熱弁されていたほど大きなうねりがデジタルを介し進んでます。
トヨタはその昔、孫氏のWEB提案を断った経緯と同じ通信事業の「au」に出資しておりどちらかというと相性は良くないのは周知の事実。
しかし、この背景にはGoogleやUBERが自動運転参入で業界の勢力図が塗り変わろうとしており
いずれ自動車はスマホ同様にAIが標準搭載され「モビリティAI」となり、ただ単に人やモノを運ぶものだけじゃなく運転免許も過去の産物となりえそうです。
ソフトバンク側も「IoTの究極は自動車。実に異色ではあるが時代の流れが両者を惹きつけ強力な日本連合で突き進む。」と話されていました。
文字通り「自動の車」が普通に街を走っている日がやってきます。
このようなことを私は、ジュエリービジネスにおいて実践をしています。
高松市内に実店舗を経営しておりますが、もう一つの活動としてデジタルジュエリー®協会 二代目の会長を2017年より受けさせていただいております。
この協会は、前会長佐藤善久氏の理念を受け継ぐものとして「お客様に安心してジュエリーのオーダー・リフォームをしていただく。
その為にデジタルジュエリー®を駆使し提案する努力をするお店」という共通の認識を持った集まりです。
3D-CADでデザインし、3Dプリンタで製作、バーチャル試着アプリも使い、独自WEBサイトで情報発信を連動させる。
ワンストップで身軽な自社完結を目指し、新しい提案でデジタル前提社会を切り開いていきます。
このデジタルジュエリー®のノウハウをこれまでジュエリー業界限定で発信していましたが
今では、個人や異業種からの問い合わせも有り徐々に認知も広がってきました。
実は、3D-CADと3Dプリンタに新たな展開を見出し、模索しているのは異業種も同じこと。
最近では、経団連会長の執務室にパソコンがないことで衝撃的なニュースにもなりましが、米国では今から25年程前に同じような問題が起こり
パソコン導入で企業の業績を回復したとあります。
実に25年の差が伺われる一つの事例で、パソコンを使わないという事のリスクがいかに大きいかを物語っています。
経営トップとしての改革はまずデジタル化が必須じゃないでしょうか。
協会では、デジタルジュエリー®スクールを開講し、新たな戦略としてデジタルを取り入れる企業様を導入支援しています。
次回は、異業種でありながらデジタルジュエリー®スクールを受講し3Dプリンタをビジネスに活かそうとしている事例をご紹介したいと思います。
デジタルジュエリー®協会