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第39回業界新聞担当コラム;香川大学教育学部附属高松小学校;「縦割り創造活動」。

七月七日、香川大学教育学部附属高松小学校とカガワ3Dプリンタファクトリのコラボ案件が始まりました。

1年~6年生がひとつの学級をつくって学ぶ「縦割り創造活動」の特別授業として2年赤組;篠原先生から打診を受けZOOM会議で温めてきたものです。

この「縦割り創造活動」とは、異学年集団が互いに目指す夢や憧れを共有しながら、主体的な学びを展開する当校独自の領域で、

「学び続ける力」「関わる力」「創造する力」を多様な価値観や背景をもつ人々との関わりを通して養う活動です。

赤組、白組、緑組の学年を超えた全18クラスでは、ぞれぞれ「どんなクラスにしたいか」「どんな活動に挑戦したいか」という課題のもと1年間のプロジェクトが決めら

篠原学級が出した課題は「3Dプリンタを使って生活の役に立つものを作る」です。

これは来年2月までに子供たち自身が3Dモデリングを学び3Dプリントし、それを市場に送り出すという夢も込められています。

スタートアップ当日、1年~6年生あわせて33人の篠原学級では好奇心の瞳が輝き、用意していた3Dプリンタ製の獅子頭、そして「HAND;義手」で心を鷲づかみされたようです。

また、教壇に来ては3Dサンプルを手に取ったり、想定外の質問が飛び交ったりと デジタルモノづくりを楽しく伝えられた気がします。 

次に、メンバーのマツさんがコップをモデリングし準備していた3Dプリンタを稼働させると、我先にと殺到し好奇心の強さに未来のクリエータ誕生の可能性も感じました。

午後の授業は、同じくメンバーの三野さん、菅さんが都内からオンラインで受け持ち、画面越しに子供たちは「さんのさ~ん」、「すがさ~ん」っと大きな声で呼びかけ一体になって授業を進めることが出来ました。

パソコン部屋では子供たち主体でモデリングを体験し、動き、考える、…大人たちは寄り添い聞かれたら答える見守りのスタンスですが、

その集中力は大人顔負けのデジタルネイティヴそのものです。

私たちは前例のあった教育でそれをまねぶものでしたが、今の若い人たちは前例のない真新しい体験しています。

モノのプログラミングが3CAD、3Dプリンタを通して子供たちにデジタルモノづくりの楽しさを感じてもらい

「あの時、あれがきっかけで…」と将来思い起こしてくれれば、未来へ飛び立つ子供たちへ貢献できたと思えます。 

今年度は、コロナ禍の影響で活動期間は限られ、さらに1年~6年生が揃って過ごす時間は残りわずか、

年上が年下を指導するとても貴重な経験を通し、七夕から始まるプロジェクトが再びつながることを願っています。

※7月7日、NHK;845かがわ放映分

 

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(※業界新聞社;香川県坂出市駒止町2丁目5番43号/TEL・Fax;0877-46-5384/編集発行人;長谷川 修一)

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