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1947年(昭和22年)より発刊している香川県拠点の老舗新聞社なんです。

もう70周年を優に超え既に897号! 編集長の長谷川 修一氏はいわば この業界の”生き字引ってところです。



第47回業界新聞担当コラム;エシカル消費

日常生活で意識をしてみると

私事で恐縮です…。料理音痴を自負していることもあり、家では全くと言っていいほど食事は女房任せ。キッチンで何かしようとするものならば私の行動に女房の視線がついて回ります。

移動した器、使用した調味料などあるべき場所に直されていることもしばしばあり、出したら出しっぱなし、使ったら使いっぱなしとよく言われます。

贖罪の意味かポイント稼ぎになるのか、買い出しの荷物持ちとして一緒にショッピングへ行くこともある中、急に気になりだしたのが商品の産地表示で

以前にも取り上げたSDG′sのコラムの功績もあり、「この製品(食品)どこから来るんだろう」の判断基準が身についてしまったようです。

例えば、我が家ではオリーブオイルをいろんな場面で消費しますが、それを選ぶのはまずは価格と内容量、そして原産地はあまり気にしなかった方ですが(おそらくスペイン産が多かった気がします。)

それが今では…燃料を焚いて、しかも空輸で運ばれてくるものが果たしていいのか…となってしまうのです。

しかも、香川県には全国に誇れる高品質の小豆島産オリーブオイルがあるにもかかわらずです。

ミネラルウォーターや農畜水産物然り、地元で作られた商品を買えば地域の生産者の収入や活性化につながるし、遠くの商品より輸送距離が少ないので二酸化炭素の排出に関しても環境に良い事は容易に想像がつきます。

もちろん値が張るのがこれまで選べなかった大きな理由ですが、安ければいいのかと問われればそこは疑問の余地が残るところです。

 

SDG’sにつながるエシカル消費

規模の大小に関わらずあらゆるビジネスが価格ではなく新しい価値観で測られ、購買行動は倫理観をもとに影響されてきます。

倫理」を調べてみると、;人の輪/繋がり、;決まり事/守るべきルール とあり、社会生活の中で良心に大きく関わってくるものと理解できます。

”この商品”を選ぶことが本当に皆の幸せにつながるかどうか、一人ひとりが考えることがエシカル(倫理的)消費と言われる所以です。

人や社会に配慮した企業を選び、環境に配慮された消費を心掛けること、さらにはフェアトレードで途上国の生産者に無理をさせず作物や製品を適正価格で

継続的に取引できれば生産者の生活改善と自立につながる商品で遠くの国で働く人の支援にもつながってきます。

 

経営者である前に、まず「人」になりなさい。

時に障害にぶつかり、あの人ならどうするのだろうとふと本棚から引っ張り出した”実践経営哲学”の中で松下幸之助は、

まだ会社が小さい頃、従業員に「得意先に『君のことろは何をつくっているのか』と尋ねられたら、『松下電器は人を作っています。電気製品も作っていますが、その前に人をつくっているのです』と答えなさい」と語っていたのを思い出しました。

経営の神様と称えられたその言葉には、モノよりも人をフォーカスした持続可能な世の中を作ることが使命だったのかと思えるほどで、

経営者である前に、まず「人」になりなさいといわれている気がします。

 

 

 

 

 

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(※業界新聞社;香川県坂出市駒止町2丁目5番43号/TEL・Fax;0877-46-5384/編集発行人;長谷川 修一)

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